薬屋のひとりごとの物語の舞台は中国の古代をモチーフにした架空の世界
そのため日本ではあまり聞きなれない言葉が随所にでてきます。
そこで薬屋のひとりごとにでてくる普段なじみのない言葉の意味を解説していきます
第五話以前の解説は こちら から
堅物武官(かたぶつぶかん)を落とした
武官(ぶかん)はよく耳にしますが、国のために仕えている軍人、兵士の名称のことです。
堅物(かたぶつ)とは融通(ゆうづう)がきかないほどまじめな人や頑固な人を指します。
融通のきかない真面目な人に好意を持ってもらうことはそう簡単ではないですが、落としたということは好意を持ってもらえたということですね。
官中の(かんちゅう)の女官(にょかん)
官中(かんちゅう)とは国の政治にかかわる事務を担当する機関や職務のことです。
女官(にょかん)は宮廷で仕える女性のこと。
つまり帝の元で国の政治にかかわる事務を担当する女性のことになります。
媚薬(びやく)
恋愛感情を起こさせる薬で惚れ薬とも呼ぶ。
園遊会(えんゆうかい)
年に2回、宮廷(きゅうてい)の庭園に帝とお偉い方々が集まって出し物や食事が振舞われるイベント。
宮廷とは広い後宮内でも帝が住んでいる場所で、その敷地にある広い庭で行うイベントの名前が園遊会です。
辞(じ)するわけにはいかない
辞退するのような断ることができないという意味です。
鉄の膀胱(ぼうこう)が必要
膀胱が強くなければならないということで、尿意を我慢しなければならない状況の時に使われます。
外の寒い中で尿意をもよおしやすい環境の中で出し物を見たり食事が振舞われる長時間いないといけない、帝や上級妃がいる中で自分だけトイレに行くのが難しいので尿意に耐えれる膀胱でないといけないという意味です。
香油(こうゆ)を塗る
髪や肌に塗って保湿や香りを楽しめるオイルでスキンケア用品のことです。
正一品(しょういっぽん)の妃
次の皇后の最有力候補で上級妃である4妃のことをさしています。
そもそも正一品とは品階(ほんかい)と言って階級などを表す制度の中で最も高い位にあたる存在です。
上級妃の4妃にはそれぞれ称号がついており 貴妃、淑妃、徳妃、賢妃 並びの順でランクが高いとされています。
貴妃(きひ)
帝はまだ結婚をしていないので本妻(皇后)はいないので妻になりうる存在ということですね。
淑妃(しゅくひ)
徳妃(とくひ)
里樹妃はまだ幼いので徳妃の称号に見合っているかはこれからというところですね。
賢妃(けんひ)
賢明で頭のいいことで重要な政治的決定の際に一役買っていることもあり、その知識が活かされるような存在です。
赤ちゃんをおしろいで亡くしてしまいましたが、普段はとても知性に溢れている梨花妃にぴったりな称号です。
ちびで痩せぎすの醜女(しこめ)
醜女とは文字の通り容貌(ようぼう)いわば顔がみにくい女という意味です。
みにくい見た目にしていると男性の興味も薄れるであろうと猫猫はわざと顔に泥でそばかすをかいていました。
そばかすがあっても全然みにくくはないですが、そばかすを落とした姿はとてもキレイだったので、それに比べるとみにくめにしていたようですね。
違法のかどわかし
猫猫は人さらいにかどわかされて後宮でつとめることになりましたが、かどわかされるとは簡単にいうと誘拐されるということです。
力ずくで連れ去られえることや、だまされて連れ去ることで、猫猫は薬草を摘んでいるところを連れ去られた模様が第一話で描かれています。
誘拐なので違法、ということですね。
合法の口減らし(くちべらし)
口減らしとは、家計の負担を軽くするために子供を奉公に出したり他に養子にやったりして養うべき家族の人数を減らすことです。
江戸時代など昔の話のドラマなどでもたまに目にすることがありますが、今では考えられないですが昔は普通に行われていたことで違法との認識はなかったことから合法(法律に違反していない)事柄とされていました。
後宮には家計の負担を軽くするためや、仕送りのために奉公に出された者たちが下女として働いています。
後宮では寝どころも食事もでてお給金(給与)もいただくので後宮自体にはもちろん違法性はなく貧しい家庭の手助けになっています。
まとめ
何話も見ていくとだんだんと耳も慣れてきて、聞きなじみのある言葉が増えるので、意味を理解しながらアニメを楽しむことができていくようになりますね。
ただ、まだまだ初めて聞いたような言葉も出てくるので言葉を理解しながら引き続き薬屋のひとりごとを楽しみましょう。
第五話以前の回で出てきた言葉もたくさん出てきてそこでピント来てなかった方はそれぞれの用語解説も併せてみるとより第三話も楽しめますので是非こちらもあわせてご覧ください。
今わからない言葉がゆくゆくわかるようになることはほぼないと思いますので、最初のうちに言葉の意味を理解してアニメをより一層楽しみましょう!
また第六話、第七
最後までお読みいただきありがとうございました。
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