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管工事業に携わると必ず耳にすることがある『管工事協同組合』
どのような役割をしてくれているところなのか、また組合員になるとどのようなメリットがあるのかご紹介いたします。
協同組合というと様々な業種で聞くことがあると思います。
その中でも管工事や水道設備工事をする会社で入会をするのが管工事業協同組合(上下水道工事店協同組合等)です。
ちなみに都道府県によってこちらの名称が少し違います。
〇〇市管工事業協同組合 のところもあれば 〇〇市上下水道工事業(店)協同組合
など少しずつ名称は異なりますが似た組織があります。
そもそも協同組合とは?
協同組合とは、共通の目的のために個人や会社が集まって作る経済組織で、出資金や組合費などの形でお金を出し組合員となり、事業を利用したり運営にかかわっていくのが協同組合のようです。
組合員はその事業を行う為の 出資者であり、利用者でもある ようです。
管工事業協同組合
上記しました協同組合の管工事業者が集まってなっているのが管工事業協同組合だということがわかりました。
管工事業協同組合はそれぞれの自治体に存在をしています。
全ての市町村にはないようですが、概ね存在しているようです。
そしてそれぞれの市町村の組合が都道府県の管工事協同組合連合会に所属しており、またそのトップには全国管工事業協同組合連合会(通称:全管連(ぜんかんれん))が存在します。
水道設備工事や管工事を行っている業者が全てこの組合に入会しているわけではありません。それでは管工事業協同組合の組合員になると入会していない場合と何が違うのでしょうか?
工事に必要な資材の購入ができる
水道設備や管工事に必要な資材というのは普通材料屋さんで仕入れたり、もしくはホームセンターなどでも取り扱いがあるものもあるので組合員でなくても材料を入手することができます。
ただし給水装置工事に必要となる資材はこちらの組合でしか購入ができない、もしくは組合員よりも高い価格設定になっているのです。
高い価格でも購入ができたらいいですが、譲っていただける業者を知らないと工事ができない事になるので仕事の幅は狭まってしまいます。
工事委託など仕事をもらえる
組合によって異なりますが、私の会社が入会している組合では官公庁からの工事の窓口になっているのが組合で、そこから組合員に割り振りを受けられる工事があります。
こちらは交渉をして仕事をもらったり、ふるいにかけられたりということがないので、いわば安定して仕事を頂けるという点でいいところだと思います。
具体的な仕事内容としては公道の水道管の破裂や、水が溢れてきた時の漏水修繕や弁桝の交換、満期水道メーターの取替業務など。
こういった仕事は組合員に声がかかるようになっているます。
経営事項審査で加点になる
組合員になっただけ加点になるのではないのですが、ほとんどの組合が災害時に支援活動を行っております。
この災害時の活動の要請にこたえますという協定を締結すると経営事項審査の「社会性の確認(W)」の項目で20点加点になります。
またボランティア事業への参加なども行っておりますのでこちらは入札参加資格での加点となります。
業務の代行
給水装置工事や穿孔工事、排水設備工事などの申請や完成検査業務などで代行や取りまとめというのも行ってくれます。
組合が窓口になってくれる為、自ら官公庁へ提出に行くなどの業務が軽減されます。
組合職員でしかできない工事
中には組合の人でしかできないような工事があります。
大きな管の穿孔や、管材によっては組合の従業員しか工事ができない決まりの自治体があるので、この工事をお願いできるのも組合員となります。
機関紙で情報収集
それぞれの組合で機関紙が発行されています。
こちらはタイムリーな行政情報や講習会の案内、役立つ情報などが掲載されていて組合の活動を把握することや、管工事業のに係ることの情報を収集することができます。
簡単にまとめると
・給水装置工事の申請や排水設備工事の申請をするところ
・各工事の完成検査の手配のお願い
・工事に必要な資材の購入をするところ
・自分たちではできない工事のお願いが出来る
・組合から修繕やメーター取替などの仕事を頂ける
・機関紙などで管工事業の情報収集ができる
・災害時に支援活動に参加する協定を結べそれが経営審査事項(経審)の加点になる
・ボランティアにも参加できるよ などなど…
※組合によってできること等は違いますのでこれが全てではないのであしからず…
まとめ
管工事組合とは管工事業に携わる方にとっては重要な組織です。
できる事等も多岐に渡るので最初の頃は何が出来るところでどのような組織なのか把握することが大変でしたが、名前を聞く機会や組合に伺うことも多いので年月が経てばおのずと理解や把握などが出来てくると思います。
まずはこんな感じなのかなとぼんやりの把握で大丈夫だと思いますので、安心してなんとなくのイメージで組合とお付き合いをしてみて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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